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2015年6月 6日 (土)

OG800Xa交換後にNGN折り返し通信が一方通行になる問題解決

NTT東日本のフレッツ・v6オプションを利用してNGN折り返し通信でファイル転送をすると言って理解できる方は少ないようで、NTTのサポートの方もこの話になると理解していただけない世界のようです。

折り返し通信はインターネットプロバイダーを経由せずNGN内で通信できるためプロバイダーの通信量の上限に引っかからず巨大なファイルを転送する事ができ、さらに200M bpsの契約のフレッツ光でも1G bpsで転送できるので大変便利で、しかも基本料など無料です。

通常のFTP転送が利用できるのでWindowsのIISのFTPサーバやフリーソフトのFTPクライアントでアドレスをNGNのIPv6のアドレスにすれば簡単にDVD何十枚ものデータを気兼ねなく転送できます。私は職場との巨大ファイルのやりとりに便利に利用していました。

ところがあるとき職場のONUが故障しONUとOG800Xaというひかり電話オフィスの対応ルータを交換してもらった日からなぜか職場からは自宅にアクセスできるのに自宅からは職場にアクセスできない状態になりました。NTT東日本に電話しても「そのようなクレームの報告はない」の一点張りで挙句の果てにはNGNのファイル転送のフレッツv6メッセンジャーはサポート終了でサポートできないし、他のフリーソフトなどのサポートはしていないとすべてのサポートを拒否されました。

その後約半年以上の間、しょうがなく自宅にFTPサーバを立ち上げ職場からアクセスしてファイル転送していましたが双方向に通信できないのは絶対OG800Xaに原因があると思いいろいろ試してみました。

ただOG800Xaというルータは特にひかり電話オフィスが動作している状態だとIPv6関連の設定はほとんどいじれません。普通IPv6パススルーを設定すれば良いと誰でも考えるでしょうが、IPv6パススルーはOFFのままいじれません。ただNGNの通信については過去にIPv6パススルーがOFFのままでも双方向に出来ていたので果敢にいろいろいじってみました。いじるといっても職場のひかり電話が不通になったり切れたりするので時間が限られ半年もたってしまったわけですがやっと原因がわかりました。

Og800xa
上の赤枠内のWAN設定のステートフル・インスペクションを無効にするだけです。交換前のOG800Xaではたぶんこのステートフル・インスペクションが無効になっていたけどデフォの新品のOG800Xaは有効になっていたというたったそれだけのことでした。でもこのステートフル・インスペクションってIPv6とは関連なさそうですよね。交換前のOG800Xaもここの設定は一回もいじっていないと思います。ファームのバージョンアップで途中からデフォ設定を変えたと思われます。したがってOG800Xaを交換したらv6オプションのNGN折り返し通信が一方通行になるトラブルにはかなりの方が遭遇しているはずなのですが、折り返し通信を利用していないから気づかないだけのことだと思います。NTT東日本の対応に問題ありますね。自社のやっているv6オプションがデフォで動かない機器をレンタルしているのですから・・・普通サポートに問い合わせがあれば即座にステートフル・インスペクションを無効にするという選択肢を示すべきでしょう・・・私がしつこく問い合わせたら何やら複数の人員を派遣して有料のサポートは出来るかもしれないとか言われましたがたぶんそれでも解決しなかったでしょうね。寂しいサポートにあいた口がふさがりません。

ちなみにv6オプションではネームという一種のDDNSサービスが提供されていますがこれを利用しなくてもNGNのIPv6アドレスはPCを買い換えない限り変わりません。IPv6アドレスは私の利用環境では [ ] で囲まないとフリーソフト類は認識してくれませんでした。セキュリティが気になればファイル転送したいときだけパソコンのローカル接続の設定でIPv6にチェックを入れ転送しないときは外せばいらないときはNGNにつながりません。あるいはIPv6パススルーをOFFにするやり方もありますがOG800Xaをルータとして使っている状況ではこの方法は使えません。その場合OG800Xaの下に他のルータ(バファローなどの安価なルータでもIPv6パススルーの設定は出来る)を設置してそこでIPv6パススルーをON/OFFすれば良いです。OG800Xaは低機能なうえに設定を変えるたびに再起動してひかり電話が切断されますので、ひかり電話のみ使っているという方以外はその下にルータを設置するのはある意味必須です。その場合もOG800Xaの「ステートフル・インスペクションを無効」にすることが得体の知れないトラブルを回避する意味でも必須と思います。

光コラボに転用した場合ですがNGN環境は全くそのまま変わらず転用先に継承されます。私はドコモ光に自宅を転用しましたが工事前後(200M bpsから1G bpsに増速したにもかかわらず)全く設定いじらないで職場とNGN通信できました。NGNのアドレスが変わるのはひかり電話を解約した時だけでした。カケホーダイで無料でどこでも電話できる時代にひかり電話とナンバーディスプレーに月1000円近く払う意味はほとんどないのでひかり電話解約する方は多いでしょうがそのときだけNGNアドレスを変える必要があります。

NGN折り返し通信は使わないともったいないくらい便利な機能です。NGNはガラパゴス規格といわれていてそのうち消えてしまうかもしれませんから今のうちせいぜい使っておく事をお勧めします。工事費も月額基本料も無料ですから使わない手はありません。

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